<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 過昭君村>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 漢詩大系  白樂天>
<Translator: 田中克己>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 昭君村（せうくんそん）を過（す）ぐ>
<BookPage: 248-250>
<UsedPage: 3>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
靈珠產無種，
彩雲出無根。
亦如彼姝子，
生此遐陋村。
至麗物難掩，
遽選入君門。
獨美衆所嫉，
終棄出塞垣。
唯此希代色，
豈無一顧恩。
事排勢須去，
不得由至尊。
白黑既可變，
丹青何足論。
竟埋代北骨，
不返巴東魂。
慘澹晚雲水，
依稀舊鄉園。
妍姿化已久，
但有村名存。
村中有遺老，
指點爲我言。
不敢往者戒，
恐貽來者冤。
至今村女面，
燒灼成瘢痕。
<End Poem>
<Translation>
真珠は種子なくして生じ、五色の雲にも根はない。
それゆえあの王昭君のような美人が、この片いなかに生まれた。 その非常な美しさは世にかくれようもなく、急に天子の宮中に選ばれてはいった。
しかしただひとり美しいのでみなから妬まれ、ついにとりでの外の匈奴にやられた。
思えば絶世の美人だから、天子に愛されるはずだった。
時勢でやむを得ず去ったので、天子の御意によったのではない。 白を黒にすることもできるから、絵など問題にする必要もない。
ついに彼女は骨を他州の北に埋め、故郷の巴東には魂さえ帰って来なかった。
悲しげな夕方の雲と水のいろ、美人の故郷はむかしながらだ。 美しい姿は消えてはるかに、昭君村という名だけがのこっている。 村の老人が、指さし示していってくれた。
「昔のことを戒めにしなければ、将来のうれいをのこすことになる。 そこで今でも村の娘たちの顔は、焼いてきずあとを作っています」と。
<End Translation>
<Formatted Translation>
真珠は種子なくして生じ、
五色の雲にも根はない。
それゆえあの王昭君のような美人が、
この片いなかに生まれた。
その非常な美しさは世にかくれようもなく、
急に天子の宮中に選ばれてはいった。
しかしただひとり美しいのでみなから妬まれ、
ついにとりでの外の匈奴にやられた。
思えば絶世の美人だから、
天子に愛されるはずだった。
時勢でやむを得ず去ったので、
天子の御意によったのではない。
白を黒にすることもできるから、
絵など問題にする必要もない。
ついに彼女は骨を他州の北に埋め、
故郷の巴東には魂さえ帰って来なかった。
悲しげな夕方の雲と水のいろ、
美人の故郷はむかしながらだ。
美しい姿は消えてはるかに、
昭君村という名だけがのこっている。 
村の老人が、指さし示していってくれた。
「昔のことを戒めにしなければ、
将来のうれいをのこすことになる。
 そこで今でも村の娘たちの顔は、
焼いてきずあとを作っています」と。
<End Formatted Translation>